修復師に学んだ服に付いてから時間がたった墨汁の落とし方

ライフハック

こんにちはJJです。

私は筋金入りの理系で、物理や化学が昔から大好きでした。

色々調べ物をしているなかで、染み抜きについて興味を持ったんですね。

ある雑誌で紹介されていたのが、衣類に付いたら落ちにくいシミ・汚れランキングなるもの。

第1位 墨汁
第2位 大量のインク
第3位 時間が経って凝固した血液

これによれば墨汁が一番落としにくいらしい。

でも、染み抜き専門店や修復作業を行う修復師はどんな汚れでも基本的には落としてくれますよね。

そこで、何が違うのか?家庭では無理なのか?できるならどんな方法があるのか?を調べてみました。

修復師の行う染み抜き方法をやノウハウをベースに、化学的考察も交えてまとめたので参考にしてみてください(‘ω’)ノ

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修復師ってそもそもなに?

冒頭からなんとなぁ~く『修復師』って言ってますが、そもそも修復師ってなんなのよ!!って人のために簡単に書いておきますね。

修復師っていうのはブランド品や絵画などを修復する専門の技術者のことです。

一番分かりやすいのが絵画だと思いますが、よくテレビなどでも美術品の修復作業とかってやってますよね。

これと同じように、ブランドバッグやブランド服の修復作業を専門で行う人もいます。

この仕事はただ単にテクニックやノウハウを知るだけでは務まらなくて、しっかりと染色の勉強をする必要があります。

だからこそ、この人たちのノウハウが盗めれば答えに行き着くのが早いんじゃないかなと思ったわけです。

カリスマ修復師が語っていましたよ

日本の修復師のなかでもメディアなどに出ていて有名なのが福永真一氏です。

彼はもともとブランド品専門の修復師でしたが、途中から汚れや染み抜き専門のノウハウを提供し、今では自身の会社を持っています。

カリスマ修復師として話題になった彼が言っていたことで重要なことがあります。

それが『何に付くかで落としにくさは大幅に変わる』ということ。

汚れの落としにくさは何が付くか?ということよりも、何に付くか?のほうが重要なんですね。

『墨汁+綿』は最悪の組み合わせ

ということで、墨汁が付いた場合まず何についたのか?という生地質を確かめる必要があります。

調べてみると、どうやら『墨汁+綿』の組み合わせが最悪で、もっとも落としにくいとのこと。

もし綿につけてしまったという場合には、家庭で落とすのは難しいかもしれません。

時間が経っても落としにくさは変わりません

それと、修復師の見解で勉強になったのが時間はそれほど関係ないということ。

これは意外でした。

ただ、墨汁に限った話であって、コーヒーや醤油などの場合には出来るだけ早いほうがいいみたいです。

実際、冒頭の落としにくさランキングでも、時間がたった凝固した血液はランクインしていましたもんね。

色々調べて最強だと思った落とし方

さて、それでは本題の落とし方です。

とりあえず、白い生地に付いたのか?それとも色物に付いたのか?によって、大きく2つに分類できます。

  • 白い生地=漂白剤orマジックリン
  • 色物=生地の質によって違うのでいろいろ試す

こんな感じで、押さえてください。

それぞれ詳しく見ていきます。

白い生地につけてしまった場合

ワイシャツやポロシャツなどの白い生地に墨汁をつけてしまった場合、漂白剤かマジックリンのどちらかを試してみてください。

墨汁のシミは漂白剤では落とすことができないといわれていますが、実際にやってみると必ずしもそんなことはありません。

もちろん漂白剤で落ちないこともありますが、ワイシャツなどに付いたシミは意外と漂白剤で落ちます。

やり方は通常の漂白と同じように、対象の部分に漂白剤をつけ、20分から30分放置して洗い流すだけです。このとき、お湯で流した方が落ちやすいようです。

漂白剤にもいろいろなものがありますが、基本的に塩素系や還元系の漂白剤は使用しないほうがいいです。

また、マジックリンを使う方法もおすすめです。

市販のマジックリンを対象の部分に付け、数分放置します。(本来は薄めて使いますが、生地がそこまで古びていなければボロボロになる心配はないので薄めなくてもいいでしょう。薄めずに使ったほうが当然洗浄力は高くなります。)

その後、固形石鹸を使ってその部分をこするようにしてください。

この方法を墨汁が落ちやすい方法として有名です。

もちろん、以下の色物の方法も白い生地に適用することはできるので、これで落ちなければ以下の方法も試してみて下さい。

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色物につけてしまった場合

色物についた墨汁を落とすためには、漂白剤は使えません。

ですので、他の方法になるのですが、これは生地によって落ちる場合と落ちない場合があります。

いろいろ試してみるのが良いでしょう。

マジックリンを使う方法

これは上で解説した方法と同じです。

白い生地のなかで解説した方法をそのまま実践してみてください。

重曹を使う方法

重曹はキッチンの頑固な油汚れを落とす際にも用いられます。

頑固な汚れを削り落とすのに適している重曹ですが、生地によっては重曹で落ちやすくなることもあります。

やり方は、ベースとなる石鹸やマジックリンに浸した後、重曹をつけます。

そこを固形石鹸でこするか、もしくは歯ブラシで軽くこすってください。

※強くこすりすぎると記事を痛めるので注意。

米粒を使う方法

これは他の洗剤を使った方法に比べると効果はいまいちだと思いますが、生地には優しいです。

乾いている状態でシミの付いている部分を手もみし、その部分の生地を柔らかくしておきます。

そこから歯ブラシを濡らさずに墨の付いている部分を軽くこすり、そのあとに米粒を押し当ててこすります。

ねばねばとしたでんぷん質が墨汁のシミを落としてくれるという理論で、生地を傷める可能性も低いので一度はやってみるといいでしょう。

歯磨き粉を使う方法

墨汁対策としては有名な方法です。

墨汁の付いたところに歯磨き粉を乗せ、歯ブラシでたたくようにするだけです。

水分は若干あったほうがいいので、歯ブラシを濡らしてから行いましょう。

最終手段はシミ抜き専門クリーニング

ここで紹介したどの方法でも落ちない!!

そんな場合は染み抜き専門のクリーニングに持っていきましょう。

これが最終手段ですね。

修復師や染み抜き専門点では、墨汁専用の洗剤を用意しているようです。

通常のものとは違い、墨汁の特性に合わせて非常に粘性が高く作られているとのこと。

普通のクリーニングより高額ですが、大切な服の場合には検討してみてもいいでしょう。

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