夫婦がトラに…。群馬サファリパークで起きた事故まとめ

アウトドア

群馬県富岡市にある群馬サファリパークは他県からも観光客の訪れる人気の動物園です。

サファリパークというと富士サファリパークのイメージが強いですが、ここと同様に動物との触れ合いをテーマに置いている動物園です。

ただ、触れ合いが多いということは事故も多いということ。いくら気を付けているからといっても事故0までにはまだまだほど遠い現状があります。

ここでは、群馬サファリパークで実際に起きた過去の事故を取り上げます。


トラに夫婦が襲われる(1997年)

群馬サファリパークで起きた事故として個人的にも一番大きな印象に残っているのがこれです。

1997年8月2日に家族で訪れた観光客の老夫婦がトラに襲われ亡くなってしまったという痛ましい事故です。

当時の事件を記した公式の新聞記事が欲しかったのですが、探しても見つからず、以下wikiにある内容を引用します。

園内を走行中に乳児が泣いてむずがったため、60代の祖母が別の車に乗っていた母親に孫を渡そうと車を降りたところをベンガルトラに襲われ、助けようとした祖父も別のトラに襲われる事故があった。祖父母は共に死亡したが、孫は従業員が救助し無事だった。

老夫婦が二人そろってトラに襲われるという内容で、かなりの衝撃を受けた覚えがあります。

しかし、それと同時にネット上では今でいう炎上が起きたことも大きな印象を与えました。

上の引用文にもある通り、このとき老夫婦は車から降りています。サファリパークでは車外へ出ることは原則禁止であり、それによって起きた事故については園側に過失はないということになります。

ただ、法律上は責任がなかったとしても、このときの事故の印象は大きく事故後は客足も一時期遠のいていました。

ちなみに、通常死亡事故を起こした動物は殺処分の対象となりますが、この事故を起こしたトラ2頭は殺処分になっていません。理由は園側に過失はなく、あくまでも来園者側の過失であると判断されたからです。

ゾウとクマが人間を襲った事故(1990、2016年)

個人的に印象に残っている死亡事故は1997年の事故ですが、実はほかにも2件発生しています。

1つは1990年に起きた事故で、群馬サファリパーク初の死亡事故です。

朝の開園前に象舎からゾウを出す作業をしていた飼育係の男性(21歳)がオスのアフリカゾウ(推定25歳、体重約6500kg)の鼻に巻かれて死亡。頭や胸の骨を折り即死であった。オープン以来初の死亡事故。

※wikiより引用

一方、もうひとつはかなり最近に発生しています。

事故が起きたのは2016年。ツキノワグマに40代の女性が襲われたという事故です。以下、産経新聞より当時の記事を引用します。

16日午後1時15分ごろ、群馬県富岡市岡本の群馬サファリパークから消防に「従業員がクマにかまれた」と119番通報があった。救急隊が駆け付けたところ、同園従業員で同市上小林、女性(46)が施設内のツキノワグマ(5歳、オス)に襲われ、ドクターヘリにより前橋市内の病院に緊急搬送されたが、午後3時半過ぎに死亡が確認された。群馬県警富岡署が原因を調べている。

当時、女性は軽乗用車に乗ってパーク内を巡回していたとみられる。軽乗用車の窓にはパイプが取り付けられているという。

事故を受けて、同パークは午後3時から臨時閉園した。

※産経新聞 8月16日(火)より引用

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