ゴーヤの佃煮ってどれくらいもつ?日持ちに関する疑問を調べてみた

ライフハック

佃煮って白いご飯のお供としては最高のおかずになりますよね。

昔ながらの素朴な味ですが、なんだかんだこういうシンプルなものがご飯には一番あったりします。

佃煮にはいろんな食材が使われますが、夏野菜の佃煮としてゴーヤの佃煮をよく食べるという人もいるでしょう。

佃煮にすると苦みはほとんどなくなり、栄養分はそのままなので苦いものが嫌いな人にもおすすめです。

ここでは、そんな佃煮がどれくらい日持ちするものなのか?というテーマで見ていきたいと思います。


手作りの佃煮は基本的に2週間~1カ月程度

結論から書いておくと、どの食材を使っていたとしても手作りの佃煮の場合には基本的にもって2週間~1カ月程度です。

もちろん、1カ月以上たっても問題なく食べれることもありますが、食中毒などのリスクもあるためおすすめはしません。

一方、市販されているものの場合には180日(半年)程度の長期保存がきくものもありますね。

これは密閉された瓶などの容器に入れられている場合で、中に入っている食材が外側の外気に触れないため、最近が繁殖しないというのが長期保存がきく大きな理由です。

手作りの場合には外気に触れないようにするということ自体が不可能なので、1カ月以上の長期保存は難しいと思ったほうがいいでしょう。

冒頭で取り上げたゴーヤの佃煮に関しても同じことが言えます。

佃煮にすると長持ちする?

佃煮にすると長持ちするとか、濃い味付けをすると長期保存がきくといったことをきいたことがある人も多いんじゃないでしょうか?

これは半分正解であり、半分間違いです。

正確には、調理によって水分を減らすと長持ちするようになるというのが正しいです。

食中毒や食材が腐る原因になる細菌というのは、水があるところで発生します。

ただし、水といっても食材のなかに入り込んでいる水(結合水)には繁殖せず、食材に入り込んでいない水(自由水)に細菌は繁殖します。

煮物を例にして考えてみる

例えば煮物を考えてみてください。

煮物は味付けをした汁を煮込むことで食材に浸透させます。

このとき、煮込んだことによって食材のなかに入り込んだ水には繁殖しませんが、そのまわりにある汁には細菌が繁殖するということです。

ここで佃煮に話を戻すと、佃煮は煮物のように水分が無くなるまで煮込みます。

周りに水分がなくなるということは、細菌が繁殖するところもなくなるということを意味しているので、長持ちするようになるというわけですね。

ただ、確かに長持ちはするようになるものの、それは生のときと比べて長期保存がきくようになっているだけで、1年も2年ももつようになるわけではないということは知っておきましょう。

いくら水分がなくなるとはいえ、完全にはなくなり切っていませんのでその点は注意です。

少しでも長持ちさせたいのであれば冷凍

佃煮を少しでも長持ちさせたい!という場合には、やはり冷凍しかありません。

冷凍をすると水分がすべて凍りますので、細菌の繁殖する余地がないわけですね。

ただ、その場合も3カ月を目安に食べきることをおすすめします。

冷凍していたとしても食材が劣化しないというわけではありませんし、あまりに長期間冷凍しておくと味も落ちるのでなるべく早く食べるのが正解ですね。

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