リニア中央新幹線の駅が決定?予定ルートを公開

サイエンス

2027年の開業を目指して建設が進められていたリニア中央新幹線で、大手ゼネコンの談合問題が取りざたされていますね。

2018年9月13日の産経ニュースによれば、中央新幹線の建設計画に参加していたゼネコンのひとつ『大林組』に対して2億円の罰金が求刑されたとのことです。

色々と問題を抱えているリニア中央新幹線ですが、一番気になるのはどこを通るのか?というルートですよね。

リニアモーターカーは数十年前から理論上可能な超高速新幹線として、夢の乗り物とされてきました。実際に2015年に山梨で行われた高速走行実験によれば、603キロという世界最高速度をマークしています。

そこで、ここでは近い未来に開業が予定されているリニアモーターカーの停車駅と予定のルートを見ていきましょう。


リニア中央新幹線の停車駅はほぼ確定

リニアモーターカー=夢の乗り物というイメージが強いためか、リニア中央新幹線の停車駅についても噂レベルに思っている人が多いようです。

しかし、実は2013年にJR東海がリニア中央新幹線の停車駅と予定となる走行ルートを公式発表していたのをご存知ですか?

2018年現在公表されているリニア中央新幹線の停車駅は以下の9つです。

品川駅、神奈川県駅、山梨県駅、長野県駅、岐阜県駅、名古屋駅、三重県駅、奈良県駅、新大阪駅

このうち、品川、名古屋、新大阪の3駅については既存の東海道新幹線の駅内に設置され、残りの6駅については新設される予定となっています。

2018年現在の予定ルートは?

リニア計画については1990年代からありました。

そして2000年ごろになるとリニアの実用化が本格的に検討されるようになり、リニア中央新幹線の計画が持ち上がります。

ルートに関しては、当初から東京と大阪間を結ぶことが決定されており、これは初めから今まで変わっていません。

ただし、ルートについては当初3つの候補がありました。それが以下の画像です。

この3つのルートを所要時間や輸送需要量などを算出しながら比較検討した結果、最終的にはCルートになることが決定されました。

ちなみに、Cルート建設にかかる総工費はおよそ8超円という試算が出されています。(このほか、年間維持費として4000億円を試算)

東京大阪間はもっともはやい在来線で2時間。それに対してリニア中央新幹線は1時間7分とおよそ半分の時間で東京と大阪を結ぶことになります。

リニア実現のためには、今なおさまざまな課題があります。冒頭で紹介した談合事件についてもそうですが、これ以外にも駅の建設にかかる反対運動や地理的な問題。そして建設費用に関する問題も持ち上がっています。

実現すれば間違いなく超便利な交通手段になりますが、ここまでの建設費用となると実現後の乗車料金も気になりますね。

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