世界には想像を絶するほどのお金持ちが存在します。
世界一のお金持ちと聞いて真っ先に思い浮かぶのはおそらくビルゲイツではないでしょうか。
Windowsの創始者として知られる彼は世界長者番付の常連であり、世界的に知られた大富豪です。
しかし、世界には彼をはるかに凌ぐ大富豪がいます。
意外と知られていない世界一のお金持ちの正体とその実態を見ていくことにしましょう。
目次
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経済雑誌フォーブスが報じる世界長者番付
世界一のお金持ちを知るうえでひとつの基準となるのがアメリカの経済雑誌であるフォーブス(Forbes)が毎年発表しているThe World’s Billionairesでしょう。いわゆる世界長者番付です。
冒頭でも紹介したとおり、Windowsの創始者として知られるビルゲイツはこの雑誌において1994年以降13年連続で世界一の富豪として紹介されています。
順位は毎年変動しているものの、常に長者番付の常連であり、その名前は日本でも知らない人はいないほど有名です。
ビルゲイツの2017年現在の推定総資産は860億ドル程度とみられています。これは日本円に直すと、およそ9兆6800億円という途方もない数字になります。
しかし、そんなビルゲイツをはるかに凌ぐ大富豪が世界にはいます。それがロスチャイルド家です。
ロスチャイルド家とはなにものなのか?
ビルゲイツを知っている人は多くても、ロスチャイルドを知っている人はあまりいないでしょう。
Windowsは世界中で使われていますし、コンピューターの一時代を築き上げたものですのでその創始者のビルゲイツが世界一の富豪というのはしっくりきますが、名前も聞いたことがないロスチャイルドが世界一の富豪というのはどうも信じられませんよね。
ロスチャイルド家はあまりに資産を保有しすぎているために、さまざまな国との癒着や大きな権力との癒着などが噂され、一部では陰謀論なども流れています。都市伝説的な話としては、かの有名な世界的友愛団体・秘密結社であるフリーメイソンとも深いつながりがあるといわれています。
ロスチャイルドは銀行の老舗
ロスチャイルド家は世界的にももっとも有名だとされている財閥。そんな世界一の大富豪と評されるロスチャイルド家の本業は銀行です。
日本にも三井住友やみずほ、三菱などの大手銀行がありますが、あのような銀行をいくつか経営しています。
もともとはユダヤ系ドイツ人の一族であって、世界的にも銀行という仕組みをいち早く構築し経営に乗り出したといわれています。
ロスチャイルド家の発祥は18世紀後半。ドイツ出身のマイアー・アムシェル・ロートシルトが銀行業で大成功したことが始まりです。(ローシルトはドイツ読みであり、英語読みにするとロスチャイルド)
彼は古銭商人として生計を立てていましたが、銀行業を始めてから莫大な資産を築きます。そして、1803年に始まったナポレオン戦争を機にさらなる財産を築きました。
現在のロスチャイルド家は一般的な銀行業ではなく、収益性の極めて高い投資銀行をメインで経営しています。細かい事業なども含めると無数にありますが、主要な企業だけでみるとロスチャイルドが経営している会社は3つです。
そのうち、もっとも有名なのは投資銀行として名高いRIT Capital Partnersでしょう。
このほかにも、富裕層向けの資産運用を行っているプライベートバンキングのEdmond de Rothschild Groupや、The Rothschild Groupなどがあります。いずれもスイス、パリ、ロンドンの証券取引所に上場しており、特に投資銀行に関してはさまざまな有名企業への資本注入を行っています。
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ロスチャイルド家の事業内容が陰謀論の発端?
金融事業というのはあらゆる業種のなかでももっとも儲かる部類の業種として有名です。
『金が金を生む』といいますが、まさにロスチャイルドはそれを体現しているといえるでしょう。
投資銀行というのはさまざまな企業に投資を行い、事業の成功とともに大きな収益を獲得するといったビジネスモデルです。ロスチャイルドが経営するRIT Capital Partnersは純粋な事業投資のほかにも、プライベートエクイティファンドやヘッジファンドとしても活動しています。
プライベートエクイティファンド(以下PEファンド)は複数の投資家から資金を募り、その莫大な資金を元手にして証券市場に株式を上場していない会社の株式を取得します。
PEファンドこの株式を取得した企業の株価を上げるために、投資だけでなく、経営にも深く関与し、あるときにはコンサル的な立ち位置で経営を推し進めていきます。ファンドのなかでも特に収益率が高く、莫大な資金を獲得できるといわれている事業です。
このような事業内容をみても分かる通り、世界中の企業に影響を及ぼす力を持っていることがわかります。
ロスチャイルド家は世界を裏で牛耳っているという陰謀論や、総資産の額が1京円であるという都市伝説なども生まれていますが、このような財力による世界企業に与える影響力こそがロスチャイルド家にまつわる数々の陰謀論や都市伝説を生み出した原因なのかもしれませんね。
1京という数字が本当かどうかは分かりませんし、ロスチャイルド家の総資産を調べることは到底できないわけですが、最低でもビルゲイツやジェフベゾスの数十倍~数百倍の総資産は持っているといわれています。
ちなみに世界にはこんな富豪もいます
世界にはビルゲイツやロスチャイルド以外にもさまざまな富豪がいます。
世界で数本の指に入るほどの財産を保有するためには、いったいどのような事業をやったらいいのか?どのような人がそんな莫大な富を築き上げることができるのか?といったところを見ていきましょう。
ロックフェラー
ロスチャイルドと同様の財閥。世界の大富豪として、ロスチャイルドと並び評され、たびたび比較の対象にあがります。
銀行業も行っていますが、ロスチャイルドと対比されるときにはロスチャイルドが金融系なのに対して、ロックフェラーは石油系といわれています。
カルロススリムヘル
2009年からビルゲイツを抜き、4年連続で世界一の大富豪に輝いた人物。
メキシコの実業家で『通信王』の異名をとる彼は、電話や石油、ガスなどのインフラ事業を主に手掛けています。
電話回線に関してはメキシコにおいて彼の経営している会社がほぼ独占状態。
ウォーレンバフェット
世界的に有名な投資家。バークシャーハサウェイ最高経営責任者。
2017年の世界長者番付ではビルゲイツに続いて2位にランクイン。
ジェフベゾス
世界的なネット通販サイト『アマゾンドットコム』の創始者。
2017年の世界長者番付では3位にランクイン。近年アマゾンの成長とともに急激に総資産の額を伸ばしている。
マークザッカーバーグ
世界的SNSであるフェイスブックの創業者。
2017年の世界長者番付では5位にランクインした。