世界の大富豪と聞いて誰が思い浮かびますか?
ビルゲイツ?
ジェフベゾス?
アラブの石油王?
いろいろ出てくると思いますが、一般的にはアメリカの雑誌フォーブスが毎年発表している世界長者番付(The World’s Billionaires)のランキングを思い浮かべるはず。
でも、実はここに掲載されている人たちよりさらにお金持ちはたくさんいるって知っていましたか?
代表的なのがロスチャイルド家です。
『世界一の金持ちは誰?ビルゲイツよりも資産を持つロスチャイルドの年収や資産を公開!』という記事でも取り上げましたが、ロスチャイルド家の総資産は大富豪として一般的に有名なビルゲイツの数十倍、数百倍だと考えられています。
では、なぜロスチャイルド家は長者番付のランキングに掲載されないのでしょうか?
米国経済誌フォーブスの長者番付は個人資産が対象
もっとも分かりやすい理由がこれです。フォーブスが毎年発表する長者番付のランキングはどのようにして決められているのか?ということを調べてみると分かります。
このランキングはあくまでも個人資産を参考にして作られているもので、財閥などの総資産は含まれません。
ロスチャイルド家というのはいわゆる財閥です。ユダヤ系金融として世界的に名をはせ、現在では投資銀行の経営で活躍しています。
ロスチャイルド家の資本が注入されている企業として一番有名なのはRIT Capital Partnersという投資銀行です。上場企業をメインに投資を行っているイギリスの投資信託ですね。
つまり、ロスチャイルド家というのは誰か特定の個人を指しているのではなく、財閥全体をさしているからこそ長者番付には載らないということです。
王族や世界的投資家もランキングには掲載されない
『個人資産が対象である』という理由以外にも、特別な地位に属している人たちもこのランキングには掲載されません。
実際にランキングを見てみると分かりますが、例えば2018年のフォーブス長者番付ランキングTOP10はすべて民間人です。
(参照:米国Forbes世界長者番付ランキング)
普通に考えたら長者番付ランキングにどこかの国の国王とか王族がランクインしていてもおかしくないですよね?
それなのにTOP10どころか、TOP20にも掲載されていません。
あくまでもフォーブスは個人資産が経理上特定できる範囲内でランキングを組んでいて、非課税地域や非課税国に預金口座を持っている人たちの資産を特定することはできません。(税金の支払いをしていないため)
裏金や非合法的に稼いでいる人もたくさんいる
これはちょっと反則的ですが、ランキングには掲載されないのにそれと同等かそれ以上にお金持ちの人物はまだまだたくさんいるといわれています。
典型的な例がマフィア関連ですね。非合法的に稼いだお金には課税がされていないので、純粋な資産で言えば2018年の長者番付1位ジェフベゾスよりもはるかにお金を持っている人はいるといわれています。
政治的な裏金とかもそうです。
一部の超大富豪は国と絡んで表には出ない資金移動というのがたくさんあります。
普通に考えて、北朝鮮のトップとかもランキングに掲載されないのはおかしいですよね。
おそらく、資産の額でいったらビルゲイツとかジェフベゾスに匹敵するはずです。
それなのに載らないのは、単純に調べることができないという理由や政治的ないろんな理由があるということですね。
まとめ
まとめると、ロスチャイルド家とかが長者番付に載らないのはあくまで財閥であり個人ではないからです。
また、ロスチャイルド家の場合は国にお金を供給している側なので、個人的な資産と考えるのも無理があるからです。
ここまでの大金持ちになると、正直自分でもどこまで資産を持っているのか把握していないはずです(笑)
世界中に資産が点在していますからね(^-^;