私の好きなファッションブランドのひとつにジョンローレンスサリバンがあります。
そもそもジャケットが大好きなので、ジャケットを看板商品においているブランドは常にリサーチしているのですが、そのなかでもジョンローレンスサリバンは高いリピート率を誇っているブランドです。
特徴としては何と言っても体にぴったりとフィットするモード感。
スタイリッシュに着たい人にはかなりおすすめのブランドです。
そんなジョンローレンスサリバンを10年そこそこで人気ブランドにまで成長させたデザイナーの柳川荒士さんについて取り上げます。
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目次
元プロボクサーにしてファッションデザイナーという異色の経歴
ジョンローレンスサリバンを立ち上げ、一代でここまで大きくしたのが柳川荒士さんです。
彼は元フライ級のプロボクサーでした。
元ボクサーといっても趣味でやっていたとか、プロ試験にやっと合格したというようなレベルではなく、高校時代にはインターハイに出場していますし、大学時代には全日本選手権にも選ばれています。
さらにはアトランタオリンピックの日本代表にも選ばれているという生粋のボクサーです。
私はボクシングについてあまり詳しくないので分かりませんが、一部の話によれば素晴らしい才能を持っていたボクサーだったようです。
まぁ普通に考えてオリンピック代表にまで選ばれているってかなりの才能の持ち主ですよね。
ボクサー時代から大好きだったファッション業界へ
彼は25歳でプロボクサーを引退します。
最後はスーパーフライ級の川嶋勝重選手に負けての引退でした。
その後、イギリスにわたって古着の買い付けや販売(手売り)などをしていたようです。
昔からファッションはとても好きだったようですが、イギリス・ロンドンに渡ったのはただのリフレッシュ目的だったようです。
そこでの買い付けも、ビジネスとして確立させられるようなものではなく、本当に趣味の範囲内だったとインタビューで語っていました。
しかし、だんだんとファッションへの熱が沸いてきて、ついにはイギリスの向上で自分がデザインしたライダースジャケットを作るまでに至ります。
初めは、そのライダースジャケットを日本に持ってきて、友人のお店に置かしてもらうという程度の規模だったようです。
今となっては超人気ブランドといっていいくらいに成長
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ジョンローレンスサリバンがブランドとして確立されたのが、2004年くらい。
(ちなみに、ジョンローレンスサリバンの名前の由来は伝説のヘビー級ボクサー『ジョンローレンスサリバン』から来ています。)
それからわずか7、8年でパリコレデビューも果たしています。
コレクションや単独ショーの開催だけではなく、実際に芸能人でも愛用者が多いのはすでに周知のとおりですね。
好きなことを全力でやると形になるんだなぁ
サリバンが好き!というところから、デザイナーの柳川荒士さんについていろいろ調べていましたが、そこで思ったのは『やっぱり好きなものは強い』ということです。
彼の場合、ボクシングにも才能を発揮して、結果的にはデザイナーとしても才能を発揮しました。
でも、私が思うにどちらも才能という言葉だけでは片づけられないと思っています。
ボクシングはよくわかりませんが、スポーツ以外であっても何かを一度極めた人って根性が凄いですよね。
集中力とか、努力量とかが普通の人と違うと思います。
このストイックさと、好きなものが組み合わさるとスゴイ結果を生むんだなぁということを学びました。
彼の場合にはファッションでしたが、誰にでも好きなものってあると思うんですよね。
柳川の場合、好きだったかもしれないけど、ファッションなんて初めはド素人だったわけじゃないですか。
デザインも本格的に学んだわけではないですよね。
それでも世界的なブランドに成長させられるというのは、『好きこそものの上手なれ』って本当なんだなぁと実感させられました。