三国志で呂布が乗っている赤兎馬を現代の競走馬と競争させたら…

スポーツ

三国志が好きな人は日本人にも多いですよね。

プレステのソフトに三國無双があるので、このゲームから三国志が好きになったという人も多いんじゃないでしょうか?

この三国志のなかに登場する赤兎馬。

名馬中の名馬として有名ですよね。

赤兎馬といえば呂布を思い浮かべる人も多いと思うんですが、実は董卓→呂布→関羽って所有者が写ってるんですよね。

呂布と関羽の赤兎馬は同一の個体ではないなど、諸説ありますが、なにはともあれとても魅力的な馬であることに変わりはありません。

そこで純粋に思ったんです。

『赤兎馬がもし現代の名馬と対決したらどっちが勝つんだろう?』

ということで、調べてみました。

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赤兎馬の速さ

まずは赤兎馬の早さですね。

実際に見ることができないので、史実に残されている記述を頼りにするしかないのですが、どれも誇張されている感じが否めないんですよね(^-^;

一番有名なのは『一日で千里走る』というものでしょう。

当時の千里=約414kmといわれているので、一日で400km以上も走れることになります。

これは日本で考えると、東京から仙台くらいの距離です。(もう少しあるかも)

普通に考えて凄いですが、これは速さがすごかったのか、それともスタミナがすごかったのか、という二つの説がありますよね。

これも諸説ありますが、最先端の調教技術がなかった当時を考えれば、どちらかというとスタミナがあったというほうが現実的といわれています。

なので、ここでもスタミナ面が優れていて、1日400kmも走れたということにしておきます。

時速、分速、秒速を出すと・・・

1日400kmが事実だとすると、どれくらいの速さになるのか計算してみました。

もし、1日24時間休まずに走ったとすると、24時間で400km進むことになるので時速はおよそ16.6km/hとなります。

ただ、24時間休まずに走り続けるのは不可能だと思うので、馬の平均睡眠時間が3~4時間であること、休憩時間が合計3時間程度であることなどを加味してみると、17時間くらいで400km進むことになります。

これで計算してみると、時速はおよそ23.5km/hです。

車が徐行しているくらいの早さですね。

競走馬の時速はどれくらい?

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それじゃあ一方で競走馬はどれくらい早いんでしょうか。

これは明確にわかっていて、平均時速は60km/hくらい。

最高時速は70km/h~80km/hといわれています。

ただ、これは短距離の場合です。

だから赤兎馬の時速23.5km/hとは比較できません。

競走馬が長距離走った場合はどれくらいの時速?

そこで気になるのが、現代の競走馬が長距離を走った場合の時速です。

あるデータによれば、短距離走の場合には200mをおよそ10秒台で走り切るのに対し、長距離になった場合、200mのラップタイムはおよそ13秒くらいに落ちるといわれています。

200mを13秒ということは、時速54km/hくらいです。

ただ、これも赤兎馬の走った距離とは比べ物にならないので比較はまだできませんね。

いくら長距離といっても、現代の競走馬が走るのはせいぜい4000mくらいですので。

世界各国に残る記録を参考にすると・・・

世界には馬に関するさまざまな記録があります。

例えば、馬の種類のひとつであるアーカル・テッケ種が、84日間で5000km走破とか、ドン種が24時間で約280km走破とかです。

こういう記録を参考にすると、400kmもの距離を走破するのはどんなに早くても大体時速12km/hくらいが妥当だと思われます。

ちなみに、馬には並足、速歩、駈足、襲歩と4種類の歩様があって、この順に早くなります。

一番遅い並足で時速6km/hくらい。一番早い襲歩で40km/hといわれています。

時速12km/hというと、速歩くらいの速さということになるので、人間で言えばかるいジョギング程度で走っている感じです。

結論:赤兎馬のスタミナはやばすぎる

これらの話から導かれる結論は、赤兎馬のスタミナが異常ということですね(笑)

普通じゃ考えられないレベルのスタミナを持っています。

どんなスタミナのある競走馬であっても、時速12km/h以上で走れば肺機能などが傷んで致命傷になるとも言われています。

こういうことを考えると、23.5km/hで走り続ける赤兎馬はやばすぎますね。

ということで、100kmを超えるような長距離走をした場合には赤兎馬の圧勝ということになるでしょう。

逆に、1000m程度の短距離走であれば現代の競走馬のほうが圧倒的に早いということになりそうですね。

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