電車が送れているときなどに、会社や学校などで正式な遅刻として認められるのが遅延証明書です。
この遅延証明書は原則として遅延を発生させた鉄道会社が発行することになっていますが、実は東横線の場合には専用のアプリでも遅延証明を出すことができるようになっています。
非常に便利な機能なのですが、一方で書面としての遅延証明書を求める企業や学校もあるようですので、ここでは東横線に関する遅延証明書の取得方法と注意点をまとめておきたいと思います。
下りと上りの遅延証明はこちらで確認!
まず、遅延が発生しているのかどうか?現状遅延証明書を発行してもらえるのかどうか?を確認するためには、東急電鉄の公式サイトを見る必要があります。
以下が上り(渋谷方面)と下り(横浜方面)の東横線の遅延証明一覧です。
→東横線上り遅延証明一覧(外部サイト)
→東横線下り遅延証明一覧(外部サイト)
当日の遅延証明一覧と、直近1週間の遅延証明履歴を見ることができます。
台風や災害などであきらかな遅延が発生しているときには確認する必要はないと思いますが、遅延証明が取れるかどうか危ういという場合にはまずここで確認をしましょう。
ちなみに、以下は鉄道会社ごとの遅延証明発行の基準です。
・JR東日本……JR東日本の対象路線でおおむね5分以上遅れたもの
・小田急電鉄……小田急線の運行が5分以上遅れた場合に発行
・京王電鉄……京王電鉄の社線に5分以上の遅延時間が発生した場合に発行
・西武鉄道……西武線の運行が5分以上遅れた場合に10分単位に切り上げて発行
・東武鉄道……5分以上の遅れが発生した場合に10分単位に切り上げて発行
・京成電鉄……5分以上の遅延時間が発生した場合に発行
・東京急行電鉄……5分以上の遅れが発生した場合に発行
・京浜急行電鉄……該当路線の運行が5分以上遅れた場合に発行
・東京メトロ……5分以上の遅延に対して発行
・都営地下鉄……5分以上の遅延が発生した場合に発行
ただし、あくまでも基準なので微妙な場合には上記サイトで確認する癖をつけておくといいでしょう。
東横線の遅延証明書を発行する手順と注意点
遅延証明を確認して、証明書を発行してもらえるということが分かったら、実際に遅延証明書を発行してもらいましょう。
もし、会社や学校などが電子版(アプリ版)の遅延証明でも認めてもらえるというのであれば、このアプリを使うのが便利です。
アプリの名前は『東急線アプリ』。無料でダウンロードすることが可能です。
→ダウンロードはこちらから(App Store)
このような画面からワンタッチで遅延証明を発行することができます。
ただし、会社や学校によっては紙でないと認めてもらえないというところも多いようなので、その場合には紙で受け取る必要があります。
これには何通りかの方法があって、東横線の場合には駅構内で駅員さんが配布している遅延証明書を受け取るか、もしくは窓口に行って遅延証明書の発行依頼を行うという2パターンです。
前者は基本的に大規模な遅延が発生したときのみ行われるものなので、5、6分程度の遅延であれば窓口で申請をする必要があります。
ちなみにですが、東横線から日比谷線、もしくはJRなどに乗り換えた場合、その先の鉄道会社(日比谷線、JR)では東横線の遅延証明は発行してもらえないということを覚えておきましょう。
稀に発行してもらえることもありますが、基本は鉄道会社が違えば遅延証明は発行できません。そのため、あらかじめ駅でもらうなどして忘れないように注意したいものですね。