近年は日本でも40度を超えてくるような猛暑に見舞われることも多くなりました。
しかし、世界では40度よりもはるかに高い気温を記録したところがあります。
ここでは、日本における最高気温と世界における最高気温をランキング形式で紹介し、そのときの状況や被害の報告なども合わせて紹介していきます。
過去に記録した世界最高気温ランキング
世界各地で記録した最高気温をランキング形式にしました。ここで取り上げた記録はすべて公式のものであり、非公式に記録されたものは除いています。
- 1位:アメリカ・デスヴァレー=56.7℃
- 2位:チュニジア=55.0℃
- 3位:クウェート=54.0℃
- 4位:オーストラリア・クイーンズランド州=53.1℃
- 5位:スペイン・アンダルシア州=50.0℃
一般的なイメージとしては、赤道近くの南国をイメージします。例えば、アフリカなんかはとても暑いイメージがありますよね。
ただ、世界最高気温をたたき出したのはなんとあのアメリカです。
世界最高気温はアメリカ・デスヴァレー
堂々の世界一位はアメリカのデスヴァレーというところ。
初めて聞いたという人も多いかもしれませんが、実はこの地域は結構有名なんです。
ここの正式名称はデスヴァレー国立公園といって、国が管理している地域。このなかには野生保護区もあり、貴重な野生動物などを見ることもできます。位置的にはカリフォルニア州とネバダ州に属しています。
このデスヴァレーはとても過酷な環境で知られていて、世界のなかでももっとも暑く、もっとも乾燥した地域として知られています。
また、『デスヴァレーの動く石』という不思議な石があることでも有名になりました。人が触れていないのにも関わらず、徐々に位置を移動していく不思議な石が複数あることで、世界各国の物理学者や科学者の関心の的になったこともあります。
そんなデスヴァレーで観測した最高気温はなんと56.7℃。これは1913年7月10日に記録されました。
地球温暖化が進んでいると叫ばれていますが、世界最高気温をマークしたのは意外にも今より100年以上も前のことなんですね。
気温56.7℃って具体的にどれくらい?
世界最高気温が56.7℃と聞いて驚く人は多いと思いますが、あまり実感がわきませんよね。
日本に住んでいればせいぜい高くても40℃くらい。これでも相当高いので、普通は35℃とかしかイメージできないと思います。
そこで紹介したいのが以下の動画。
これは一時期有名になった動画なので知っている人も多いかもしれません。
世界最高気温を記録した当時の映像というわけではないのですが、デスヴァレーでは毎日のように卵がフライパンで焼けてしまうほどの高温になっているという証明動画です。
フライパンで目玉焼きができてしまうということは、ここにある石や岩に手を触れただけで火傷してしまいそうですね。
日本最高気温は2018年7月23日の埼玉県熊谷市の41.1℃
埼玉県熊谷市は毎年夏になると最高気温を記録する地域として有名ですね。
典型的な盆地で、気温が外に逃げずらいという特徴があり、ここまで高い気温になってしまうようです。
ちなみに2位は高知県四万十市の41.0℃、3位は岐阜県多治見市の40.9℃となっています。
日本だけで見てみると、年々最高気温を更新しているような感じなので、将来的には世界記録に迫るような気温が記録されてしまうかもしれませんね。