大学生が正月に帰省しない理由!親はどう対応すべき?

コラム
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従来、大学生が実家へ帰省をしないといった理由としては『親に会いたくない』あるいは『迷惑を掛けたくない』、『バイトなどが忙しい』などといった理由によるものが、とくに多い傾向がありました。

しかし、ここ何年かの間では、それらの中でも『バイトなどが忙しい』という理由が増えてきており、それに加えて、バイトだけではなくパートなどの労働形態で、夏休みや冬休み、春休みなどに働いたりするようなカタチも出てきています。

とくに、貧困世帯である家庭内においては、大幅にそのような傾向があります。奨学金などの支給だけでは、学業を継続していく事が大変困難である場合、そもそも帰省出来ない学生さんも同時に増えてきているといった現状があります。

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親として自立をさせていくべき見守り方

上で紹介したような傾向について、実際には親の側が知らないような実態が多いようです。

もし仮に、何らかの形でこのような実態を知った場合には、なるべく学生さん本人に無理をさせたくないと考えるご両親も多いことでしょう。

このような考えから、親の側が『帰省費用を持つから帰っておいで』などの言葉をかけてしまいがちです。

しかし、それでもお子さん本人が家を出ている以上はやはり自立のきっかけを掴もうとしている成長段階でもありますので、余計に干渉をしたりすると、甘えを生じさせたり、あるいは過保護などによる干渉とかになりはしないかといった心配さえも出てきてしまう可能性もあります。

正直、親の側としても、そこが大変難しいところといえます。そういった事情なども、あまりしつこ過ぎない程度の何らかのカタチでのメッセージを伝える心掛けが大切なのです。

大学生本人に無理をさせない声掛け

バイトをしていたとしても、仕送りを受けていたとしても、学生であれば基本的にお金はありません。

遊びなどが優先される学生生活では厳しかったとしても、自らの生活のためなら、ある程度の無理をする事が多いといった現状があります。

実際に自分も学生時代、バイトをしながらの独り暮らしで、仕送りを受けるのがいやだったのですべて断っていたら食費に割くお金が全く無く、コンビニで売っている100円のスティックパンを毎日食べていました。(結構たくさん入っていてお腹がいっぱいになります。ちなみにこれ一袋で1日分です。)

社会人や親の感覚からしたらありえないことだと思います。

ほかにも、いわゆるブラックバイトや、最近では働いた給与の額の高値の相場に目がくらみ、バイトなどよりも大変過酷な労働環境であるブラックパートあるいはブラック準社員などの仕事についてしまう学生も少なくありません。

このような状況を知った場合、親としてはどうするべきなのでしょうか。

現実問題として、ブラックバイトなどの仕事についていたとしても親の方から頭ごなしに批判して辞めさせるというのは難しいでしょう。

なぜなら、そのバイト先の労働環境は外部から見ただけではそこまで詳しく分かりませんし、ましてや距離の離れている親が正確にその職場実態を知ることはないからです。

自分の子供が過酷な労働環境におかれていることを想像すれば、今すぐにでも助けてあげたいと思うのは普通ですが、頭ごなしに批判すると子供の反感を買ってしまうことも。

これはブラック企業に勤めている人にも多く見られる傾向なのですが、働いている本人はブラック企業で働いているという実感がない場合が多いのです。これには忙しすぎて外界との接触がほとんどなくなってしまっているため、正常な判断ができないという可能性や、そもそもストレスで自分の現状を客観視できないなど、さまざまな理由があります。

ブラックバイトなどについているかどうかは別としても、お金がないことは確かです。

そこに対してしつこく声をかけてしまっては嫌がるのも無理ありません。

学生でもなれない独り暮らしをしているのですから、多くの悩みや不安を抱えていることも察して、工夫をした声掛けをする必要がありそうです。

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親に頼ってもいいんだと思わせる

親に頼れない学生は多くなってきているようです。

それは見方を変えれば親に迷惑を変えたくないという強い責任感の現れですので、一概に悪いとはいえません。しかし、一方で親子間のコミュニケーションをあまりとっていないという場合には責任感ではなく、このコミュニケーション不足が大きな原因になっていることが多いです。

大学生にもなると親子の間で話す機会も少なくなってきますが、コミュニケーションを取らないとお互いの意思疎通も図れませんし、どのような状況にあるのかもわかりません。

この点は、『親子なんだから話さなくても分かる』という人も多いですが、そんなことありません。

実際に話してみたら『こんなこと考えてたんだ』とか、『そんなことしてたんだ』と衝撃を受けるケースは珍しくありません。

親子の関係だと、何の根拠もなくすべてを分かり切っているような感じになってしまいますが、色々な刺激を受ける大学生活では人生の中でも大きな変化をする時期です。

まずはお互いの意思疎通が図れていないことを自覚し、日常会話レベルの何気ないコミュニケーションを取ることから始めましょう。

そうすることで距離感が近くなり、自分の方から頼りたいと思ってくれるようになるはずです。

間違っても直接困っていることはないのか?とか、もっと頼ってこいなどのストレートな声掛けはやめましょう。

声を掛ける、加減の程度

電話などでコミュニケーションが取れたら、日常会話の中から不安を探っていきます。

探るというよりも、正確には自分から相談してくるのを待つといった方が正しいかもしれません。

人間は誰でもそうですが、自分が心から信頼している人には自ら不安を打ち明けたり、相談を持ち掛けたりするものです。逆に考えれば、相談をしてきたということは親を相当程度信頼しているということになります。

この状況になった段階ではじめて親としての意見をいうようにすべきです。

一方的に、頭ごなしに自分のいうことを聞かせようと思ってもすれ違いしか起きなかった関係も、この段階であれば素直に意見を聞きいれてくれます。

理由を探ることよりも、むしろ当たり前の親子のコミュニケーションというものが大事なのかもしれません。

しっかりと意思疎通を図って、子供が抱える悩みや不安を感じ取ってあげたいですね。

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