御巣鷹山飛行機事故にはさんまを始め多くの芸能人が搭乗予定だった

事件・事故

飛行機の歴史上で日本人にとってもっともインパクトの大きかった事故といえば、1985年(昭和60年)の8月に起きた日航機墜落事故でしょう。

事件から30年以上が経つ現在でも、毎年8月の事件発生日になると慰霊登山が行われています。

この事件は世界的に見てもかなり大きな飛行機事故で、これからの未来を考えても決して忘れてはいけない事故だと思います。

そんな日航機墜落事故(御巣鷹山飛行機事故)で墜落したボーイング747のJAL123便には、実は多くの芸能人が登場予定であったというのを知っていますか?

そのなかには、日本のお笑い界の重鎮でもある明石家さんまさんもいます。

ここでは、日航機墜落事故で登場予定だった人々のエピソードや事件の裏側について紹介します。


明石家さんまさんが搭乗予定だった123便

搭乗予定だった芸能人として、もっとも有名なのが明石家さんまですね。

今ではさんまさんが登場予定だったことを、都市伝説のように思っている人も多いようですが、これは事実です。

さんまさんは1985年8月12日に大阪で『ヤングタウン』のレギュラー出演の撮影があり、痛み息のJAL123便に搭乗予定だったのです。

しかし、実際には東京で撮影をしていた『ひょうきん族』の収録が予定よりも早く終わったことで、1本前の全日空機に振り替えたのだそう。

事件発生の8月11日、さんまさんが事件発生の一方を聞くと、大変ショックを受けたといいます。

ちなみに、さんまさんが飛行機に乗れないというのはある程度有名な話ですが、この一件が大きく影響しているといわれています。

『生きてるだけで丸儲け』の由来もここに

これは本人の口から語られたという明確な根拠がないので100%正しいとはいえませんが、さんまさんの座右の銘でもある『生きてるだけで丸儲け』もこの事件から来ているといわれています。

さらに、明石家さんまさんと大竹しのぶさんの実娘であるIMALUさんの名前の由来も『生きてるだけで丸儲け』から来ているそうです。

頭文字の『い』と、丸儲けの『まる』で『いまる』ですね。

また、沖縄発のバンドBEGINとのコラボで歌われた『笑顔のまんま』という曲のなかでも、『生きてるだけで丸儲け』というフレーズが出てくるように、とても大切にしている言葉だということが分かりますね。

他にもたくさんの有名人が搭乗予定だった

明石家さんまさん以外にも、たくさんの有名人が登場予定だったことが知られています。

一覧で見てみると、以下のような感じ。

搭乗予定だった有名人

  • 逸見政孝
  • 逸見晴恵
  • 逸見太郎
  • 逸見愛
  • 稲川淳二
  • 久万俊二郎
  • 木戸克彦
  • 舛添要一

ここに名前のある有名人は運よく搭乗を免れたわけですが、一方で運悪く搭乗してしまい、事故死された有名人の方もたくさんいらっしゃいます。

搭乗していた有名人

  • 坂本九(歌手)
  • 北原遥子(女優・元宝塚歌劇団雪組娘役)
  • 中埜肇(阪神電気鉄道専務取締役鉄道事業本部長・阪神タイガース球団社長)
  • 石田一雄(阪神電気鉄道常務取締役)
  • 浦上郁夫(ハウス食品工業(現・ハウス食品グループ本社)代表取締役社長)
  • 塚原仲晃(医学博士・大阪大学基礎工学部教授)
  • 辻昌憲(元自転車競技選手・シマノレーシング監督)
  • 竹下元章(元広島カープ捕手、指月電機製作所社員)
  • 石野喜一(神栄石野証券代表取締役社長)
  • 藤島克彦(コピーライター)
  • 山本幸男(ミサワホーム専務取締役)
  • 和田浩太郎(美容研究家、ミス日本審査員)

出典:wikipedia

これだけ多くの著名人が事故に遭い、一瞬にしてその命が奪われたということを考えると、改めてこの事故の大きさがわかりますね。

一般人でも多くの人が搭乗予定だったはず

この事故は夏休みシーズンの真っただ中で起きました。

実際に乗客のなかに子供が多かったことからも、帰郷や旅行を楽しむ観光客が多かったことがうかがえます。

上で紹介したのはあくまでも搭乗予定だった有名人であって、一般人も含めたら搭乗予定だったけど結果的に乗らなくて助かったという人はかなり多いと思います。

もし、自分がこの機に乗る予定だったとしたら。。。と考えると、背筋が凍りますね。

さんまさんがこの事故をきっかけに飛行機が乗れなくなったというのを前述しましたが、自分事として考えてみるとそうなっても無理ないような気がします。

飛行機が絡んだ人名にかかわる事故というのは日本ではそれ以降ほとんど起きていませんが、近年軽微な事故や破損などは結構見つかっています。

二度とこのような悲惨な事故を起こさないように航空会社には再度気を引き締めてもらい、空の安全を守ってほしいですね。

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