ある日、家に帰ってきて洋服を脱いでみると、背中に白い線がくっきりとできていた・・・
こんな経験をしたことがある人も多いはずです。
夏場になると、この汗ジミにが非常にできやすくなりますよね。
この白いシミの正体は汗の塩分ですが、基本的に汗ジミができてから時間が経っていないのであれば結構簡単に落ちます。
しかし、長い期間放置してしまったものや、黄ばんだ汗ジミになってしまっているなどの場合には、落とすのにかなり苦労しますよね。
ということで、ここでは夏場に悩む汗ジミの洗濯方法についてみていきます。
目次
頑固な汗ジミの原因。なぜ落ちない?
冒頭でも解説した通り、汗ジミの原因は汗が含んでいる塩分です。
洋服に汗が付き、そこから時間が経って水分だけが蒸発したため、白い汗ジミができるわけですね。
ただ普通に洗濯してもなかなか落ちない汗ジミや黄ばんでしまった汗ジミは、なぜ落ちにくいのでしょうか?
普通に塩分が付いているだけなら、水に流すだけですぐに落ちそうですよね。
落ちない原因は洋服の繊維や皮脂
落ちない原因を一言でいえば、洋服の繊維に細かく塩分が入り込んでしまっているということや、人間の汗に含まれる皮脂であることが多いです。
もちろん、落ちない理由は状況によって異なりますが、おおむねこういった原因が多いと思います。
特に時間が経って黄ばんでしまっている汗ジミの場合には、皮脂が大きく影響していることがあり、普通に洗濯機で洗ってもなかなか落ちないことが多いんですね。
一番簡単なのは丁寧に手洗いすること
洗濯機で普通に洗っても落ちない!
となった場合、真っ先にすべきなのは手洗いです。
現代は洗濯機を使うのが普通で、手洗いをする人なんて珍しくなりましたが、実は細かい汚れやピンポイントの汚れ、頑固汚れには手洗いのほうがいいんですね。
ただ注意したいのは手洗いでもゴシゴシは洗わないことです。
シミや頑固汚れに対しては、そこの部分だけ集中的にこすり合わせて落としたくなりますが、これは禁物です。
洋服の繊維や素材にもよりますが、基本的には繊維をこすり合わせると劣化して洋服の痛みが早くなりますので。
もちろん、洗濯板を使って洗うみたいなこともしないでください。
昔の家庭に洗濯板は必須でしたが、これも繊維を傷ませてしまいます。
正しい洗い方は、桶などに水と洗剤、柔軟剤を入れてもみ洗いです。
温水ではなく、冷水を使うところもポイントで、こうするとより繊維を傷ませずに洗うことができます。
手で洗っただけでは落ちない場合どうする?
時間が経ちすぎている場合や繊維によっては揉み洗いだけでは落ちないときがあります。
こういう場合には、歯ブラシなどを使って直接汗ジミ部分をこすってみてください。
このときも力を入れてこするのではなく、一方向に優しくなぞるようにして、繊維をなるべく傷つけないような意識が大切です。
手洗いで落ちなくても、この方法を採用すればほとんどの汗ジミは落ちます。
頻繁に汗ジミができてしまう場合には、汗の質に問題があるかも
人によっては、何度洗っても汗ジミが繰り返しできてしまうという人もいると思います。
汗ジミができる条件として、以下の2つが考えられる主な条件です。
- 夏場などで急速に汗をかいてしまった
- 体質で汗がベトベトしている
汗ジミが頻繁にできるという人は、どちらも十分可能性があるので確かめてみてください。
汗の量がそれほどではなく、発汗スピードも遅い場合にはなかなか塩をふくことはありません。
夏場などのように発汗量とスピードが速い時に汗ジミはできやすくなります。
一方、問題なのは汗がベトベトしているという場合。
こちらの場合にはなんかしらの対策が必要になる可能性があります。
あなたは汗をかきやすいタイプ?それともかきにくいタイプ?
もし、汗は人より書きにくいはずなのに、汗ジミは良くできてしまう・・・
というのであれば、要注意です。
これは発汗量やスピードが原因になっているのではなく、汗の質に問題がある可能性が高いです。
汗の質が悪いというのは、上で解説したようにベトベトとした汗のことをいいます。
このような汗をかいてしまう人の特徴として、新陳代謝が悪く、普段から汗をかきにくいという点が挙げられます。
夏場に人より汗をかきにくかったり、運動をしてもなかなか汗をかかないという場合には、一度自分の汗の質を確かめてみてください。
まとめ
汗ジミを残さないためには、早く洗う!というのが大原則です。
早めに洗えば洗濯機で洗うだけで落ちることの方が多いです。
もし時間をおいて頑固汚れになってしまったという場合には、上で紹介したように手洗いを試してみてください。
これでももし落ちない場合には、染み抜き専門のクリーニング屋さんに頼んでみるのもありです。
ただし、結構お高いので、そこは価格との相談になりますね。
ぜひ参考にしてください。