勉強でも仕事でも集中力のある人は強いですよね。
集中力に関する書籍も多数発売されているように世間での関心も高いのは間違いないと思います。
あなたも一度は『集中力を高める方法はないものか・・・』と考えたことがあるのではないでしょうか?
私も大学受験時代から始まり、資格試験やTOEICなどの勉強を通して何度も集中力に関しては自分なりに調べたり、どうにかして今以上の集中力を手に入れてやろうと試行錯誤してきました。
勿論、本屋さんに並んでいるような大衆向けに書かれた集中力関連の書籍もたくさん読みましたし、集中力が特に重要とされるアスリートや将棋・囲碁などのプロ棋士の方々が書かれた本なども読んできました。
専門書に近いような心理学関連、脳科学関連の書籍も読んできましたが、人間の集中力に関しては脳に謎が多いのと同様にまだまだ解明されていない部分も多いみたいなんですね。
人それぞれ集中力は違うし、集中が持続する時間も違うと一般的には言われています。
そして集中力がアップする時間帯や場所、方法に関してまで人それぞれと言われたりしているのでなかなか万人に共通する集中力アップ法を見つけるのは難しいのです。
しかし万人共通とは言わないまでも多くの人に当てはまる集中力アップ法は経験上あると思いますし、実際に自分自身や当時一緒に勉強や仕事をしていた友人たちも実感していることですので恐らくあなたにも当てはまると思います。
今回は勉強や仕事を誰よりも頑張りたい!!と向上心のある人が持つ永遠のテーマである集中力について経験を交えて書いてみたいと思います。
スポンサーリンク
目次
集中力の重要性
まず、集中力がどれだけ大事か?ということを導入として少しお話させてください。
自ら集中力に関して調べている人は集中力の重要性について既に気づいているとは思いますが、改めて確認しておきます。
私が集中力というものを気にし始めたのが高校受験の頃でした。
通っていたのが公立の中学校だったので入ったばかりの頃はみんなおんなじ感じ。
受験といえば小学校受験や中学校受験もありますけど、やっぱり高校受験ともなるとみんなある程度真剣になります。みんな真剣になるからこそ学力差というのもこの頃から明確になりますね。
私はあまり受験を真剣にとらえていなかったので周りが焦り始めた直前期にようやく勉強を始めた感じです。
結論から言うと、受験が間近に迫ってから必死になっても当然それまでにコツコツと積み上げてきた人たちに勝てるわけもなく、高校受験は散々な結果に終わりました。
でも、そんな中でも私より勉強を遅く始めたのにも関わらず進学校へ合格した友達がいました。
この高校は都内では有数の進学校で偏差値は70を超えています。
私が勉強を始めた時、その友人はまだ部活をしていて勉強なんてろくにしていなかったんですね。これには本当に驚きましたし、劣等感が半端なかったのを覚えています。
元々地道に勉強してきただけでは?と思われるかもしれませんが、彼はずっと部活一本で勉強は普通よりもむしろ出来ないくらいでした。
実はこういうエピソードは高校受験時代だけでは無く、本腰を入れて挑戦した大学受験の時も同じ体験をしました。
人より明らかに勉強時間は短いのに、圧倒的な結果を出してしまう人たち。
これって何が違うのか?
それを疑問に思って圧倒的な結果を出している先輩や友人たちを観察している中で行き着いたのがまさに今回取り上げている集中力です。
勉強が本業の学生は当然ですが、仕事をしながら資格試験なんかに挑戦している向上心の高いビジネスパーソンの方にとっても短期間で圧倒的な結果を出せるというのはとても魅力的なことでしょう。
社会人になってからは学生時代のように勉強だけをしていればいいわけではないので、短期で結果を出す圧倒的な集中力はあったほうが良いに決まっています。
私が一番初めに集中力というものに興味を持つきっかけをくれたのが勉強だったのでここでは勉強を例にとりましたが、これはどの分野にも言えることだと思います。集中力はないよりあったほうが絶対にいい。
そんなことわかってる!でも実際に集中力をどうつけたらいいか分からないから困っているんだ!
という声が聞こえてきそうですね。
そうですね。そのために今回の記事を書いたわけです。
ただ、この集中力というものは非常に抽象的で人それぞれ感覚も違うため客観的にとらえるのが非常に難しいです。
例えば、あなたが仕事をしていて30分間でいつもの数倍仕事がはかどったとしましょう。
当然いつもの数倍の仕事が終わったので集中力は高い状態であったといえます。
でも、これはあくまでもあなたにとっての集中力の高さであって別の人から見たら集中しているうちに入らないということもあるかもしれません。
このように集中力というものは数値で表されるものでは無いので、絶対的なものでは無いんですね。
生活リズムを整えるのが最も効果がある
スポンサーリンク
まず結論というか、私が今までに色々試してきてみて一番効果があり、かつ多くの人が実感できる集中力アップ法をお伝えします。
それは『生活リズムを整えること』です。
なんだよ。そんな当たり前のことかよ、つまんね。ちぇッ。
って思ったそこのあなた!
確かに私もこれを最初聞いたときには生活リズムを整えるとかめっちゃありきたりや~ん。とかって思っていました。
というのもこの方法を最初に教えてくれたのは昔から仲の良かった友人で、なんでも最近食事や運動など健康的なことに目覚めたとのことで、その一環として色んな本を読んでいる中で生活リズムの大事さに気づいたのだそうです。
私を含めその友人も学生時代から夜の方が静かで集中できるからと夜通しで勉強をして、昼間寝ているなんていう完全に昼夜逆転の生活を送っていました。
つまり、その友人も元々は生活リズムは乱れまくりの人で夜に勉強するのが一番集中できるのだ!と信じて疑わなかったタイプです。
そんな彼が真剣な眼差しで『生活リズムを整えたら集中力めっちゃ上がった!』と言ってきたのでこれはただ事では無いとこっちも真剣に聞きました。笑
話を聞いたところによると生活リズムを改善した前と後では集中力の深さも違えばその持続時間も違うと。
今までは辛いながらもあと一時間頑張って集中しよう!と歯を食いしばってやっていたのにそれが全く無くなったというのです。
辛いながらも意識的に無理やり気合で集中するという体験は私も勿論していますし、多くの方もした経験があるんじゃないでしょうか?
それがすべきことに取り組みだしたらあっという間に数時間が過ぎ去っていて、異様なスピードでノルマを終わらせることが出来たらとてもいいですよね。
生活リズムを整える・健康的な生活をするって具体的にどうするの?
生活リズムを整えたり健康的な生活をすることで集中力が増すようだということは分かりましたが、実際にどのようなことを具体的にしていったらいいのでしょうか。
ここでは私が実際に実践してみて集中力と関連性が深そうだなと効果を実感したものについて取り上げます。(ちなみに医学的根拠は全くありません。でも実際に効果を体感している人が多いというのは変な話医学的根拠があるよりも重要であると考えています。笑)
まず結論から言うと最も集中の質に変化をもたらしたと思われるのは2つ。
睡眠の質、朝の運動です。
人間にとって睡眠に割く時間は人生の大半を占めているからとても重要なんだということをよく言われたりしますけど、ここまで睡眠の重要さを実感したのは初めてでした。
睡眠の質を上げるためにしたことは
- 寝る前1時間以内にスマホ画面などを見ない
- アイマスクを付ける
- 部屋を真っ暗にする
- 朝起きたらしっかりと日の光を浴びる
という感じのことです。
スマホ画面などのブルーライトを発するものは人間の目だけでなく脳にも様々な弊害をもたらすと考えられています。
専門的なことはおいておいて、ブルーライトには覚せい作用があるので寝る前にブルーライトを浴びてしまうと脳は昼間だと勘違いして上手く寝付けなくなるのだそうです。
目が疲れて寝れるという人もいると思いますし私もそういう体験はありますが、実際にはそういう場合でも睡眠の質は下がっているみたいです。
アイマスクや部屋を暗くするというのは昼と夜というのをしっかりと体に区別させるためにしたことです。
アイマスクをして暗いところで寝っ転がったらもう寝る体勢なんだということを脳に覚え込ませるためにやっていました。今では寝付くスピードもかなり速くなりましたね。
朝起きた時に日の光を浴びるというのはちゃんと朝なんだと体に認識させるためのものです。
人間の体はよくできていて、電気などの明かりでは無く日の光を浴びた時に目覚めるように出来ているようですね。
これら一つ一つはかなり地味なことですが、続けていくとかなり大きな変化を感じることが出来るようになります。
私もずっと夜型人間だと思っていたのですが、朝方に切り替えることでとても有意義な1日が送れています。
『自分は夜型だから夜に仕事や勉強をしたほうが絶対にはかどるんだ!』という人も一度は試してみてください。何か変わるかもしれませんよ。
朝起きたら着替える
家で仕事をしている人や、家で勉強をしている人の場合は一日中こもりっきりになることが多いですよね。
その場合、朝起きてそのまま椅子に座って仕事や勉強を始めるのはあまりオススメ出来ません。
私の場合、朝起きたら外出するときと同様にシャワーを浴びて歯を磨き外に着ていけるような服装に着替えます。
この外に来ていける服装というのが大事なポイントで、どうしても家にいると楽な格好で仕事や勉強などをしてしまいがち。でも服装は姿勢にも関係しますし、ラフな格好だと体もだらけてしまう傾向にあります。
ですので一時期は家の中でスーツを着て仕事をしていたくらいです。
家でスーツを着ているというと変に思われるかもしれませんが、自分にとってそれが生きてくための仕事であったり、重要な地位を占める勉強なのであればそこまでの気合を入れることも重要でしょう。
まずは恰好からびしっとするのは想像している以上に重要なことです。
阻害要因
ここまで長らく集中力を高める為のある種、施策について見てきたわけですが、逆に今の生活の中で集中力を阻害している阻害要因を排除していくという面からのアプローチも重要になります。
友達との勉強
友達とカフェなどで勉強をするというのはお互いの刺激になるという人もいれば逆に気が散って集中できないという人もいます。
周りの友達が刺激になるから集中できるといっていても自分は違うのであれば流されないようにしましょう。
これは仕事でも同じですね。
最大限に集中力が高まるのが一人でいるときと分かっているのであれば、あなたはそういった体質なのです。集中力が必要な仕事は静かな環境で一人の時にやりましょう。周りに合わせることはありません。
気が散る原因を排除する
勉強中に気が逸れてしまうという体験は多くの人が経験したことあるのではないでしょうか。
例えば机にマンガがあって勉強していたのにいつの間にか漫画に気がいってしまったり、パソコンで仕事していたらいつの間にかYoutubeで動画を見ていたり・・・
これが集中力を欠落させる大きな原因だという認識があるのであれば排除するように努めましょう。
机や部屋にあるものに気が逸れてしまうのであれば目のつかないところにしまったり、動画をパソコンで見てしまったりするのであればそのサイトのページは仕事中絶対に開かないなど、それぞれにあった対策をしてみてください。
不安要素を排除する
意外と多いのが精神的な理由で集中が続かないということ。
勉強の場合は本当に受かるのかどうか?とか、今の勉強は正しいのかどうか?とかですね。
こういった不安要素は勉強の場合に限って言えば悩むだけ無駄。というのが答えです。
悩んでいる時間があったら勉強した方が良いし、そういった勉強に対する不安というものは勉強することでしか払拭されないものなのです。
不安を取り除くために不安に思っていることをするという何とも精神的に過酷なことですが、それを乗り越えることでしか目標は達成されませんからね。頑張りどころでしょう。
一方、勉強などでは無く全く違うところに不安要素がある場合。
例えば失恋、人間関係なんかで悩んでいて勉強や仕事が手につかないという場合はなかなか難しい問題です。
これは集中力の話というよりもむしろプラス思考とかポジティブシンキングなどの話に近くなりますが、人間関係などの不安は今すぐに解決出来ないものがほとんどですので無理やりプラス思考に持っていく他ありません。
自分の考え方を変えても事実は変わらないんだから・・・
と思っている方に言いたいのですが、自分の考え方が変わって事実が変わらないなんてことはありえません。何故ならその不安要素には自分自身が絡んでいるのですから。
自分自身が変わることによって周りの人間も変わり、ひいては全ての物事がプラスの方向に転がっていくと一般的に言われていますね。
部屋の散らかり具合との関係
集中力の実験で散らかった部屋で仕事をした場合と、整理整頓された綺麗な部屋で仕事をした場合ではどちらが集中できるか?という実験がされたみたいです。
この結果、集中力が高い状態で長時間保つことが出来たのは整理整頓された部屋で仕事をした人の方です。
散らかった部屋の方が落ち着くという人もいるかもしれませんが、そういった人も部屋を綺麗にしてみるとそっちの方が集中できたというケースも少なくないかもしれません。
まとめ
どうだったでしょうか。
誰にでも出来ることですが、実際に続けてみようと思うとなかなか難しいことが多いと思います。
でも、これさえできれば本当に集中力の改善につながりますし、生活の質もかなり上がるはずです。少なくとも私は身を持って体験しています。
いきなりすべてをやろうと思っても難しいのでひとつづつ改善していけたらいいですね。