秋や冬の寒い時期になると、カウチンセーターを着るという人も多いんじゃないでしょうか?
基本的には男性向けに作られたものが多いですが、あえて女性が着ることによっておしゃれ感を演出するファッションも一部で流行っています。
カウチンセーターはもともとカナダの先住民族が労働着として来ていたのが始まりです。
特徴は何と言っても独特な編み図でしょう。
動物や幾何学模様などが編み込まれた独特な模様は、北欧の寒い地域をイメージさせますよね。
ここでは、カウチンセーターで採用される編み図のバリエーションを取り上げてみました。
新しいセーターを購入するときの参考にしたり、手編みのマフラーやセーターを作るときの参考にしてみてください。
目次
トナカイをモチーフにした編み図
カウチンセーターといえばこの柄!っていうくらいポピュラーな柄ですね。
おそらく、カウチンセーターと聞けば真っ先にトナカイが思い浮かぶという人も多いはずです。
なじみ深い柄なので、無難といえば無難ですが、人との差別化という意味では難しくなりますね。
伝説の鳥をモチーフにした編み図
トナカイほどではありませんが、これもよく見かけますね。
カナダの先住民族に古くから語り継がれている伝説の鳥、サンダーバードをモチーフにした編み図です。
このほかに似ているものとしては鷲やタカをモチーフにした編み図もあります。
雪の結晶をモチーフにした編み図
女性受けも抜群、女性でも着ることができる雪の結晶をモチーフにした編み図です。
カウチンセーターらしさはあまりありませんが、どこにでも着ていけるような使いやすさは魅力的な図柄ですね。
ホワイト系であれば女性が着てもよく似合います。
バッファローをモチーフにした編み図
これはあまり見ないかもしれません。珍しいですね。
カナダとかでは野生のバッファローがいるらしく、強さの象徴でもあります。
ガタイの良い男性とかであれば結構似合うはずです。
先住民をモチーフにした編み図
カナダの先住民族をモチーフにした編み図です。
もし手編みの参考にしているという場合には、この編み図はかなり高度なので難しいかもしれません。
逆に、購入する場合には他の図柄に対して金額が1万円ほどたかいことが多いですね。(技術料?)
一見普通のセーターに見える編み図
一見するとカウチンセーターだとは思いませんね。
カウチンセーターの定義自体があいまいなので、普通のセーターといってしまえばそれまでなのですが、こういった無難な図柄もたくさんあります。
動物をモチーフにした編み図が苦手だという場合には、こういった落ち着いたものを選んでみるといいです。
カウチンセーターが人気になった理由
色々な編み図を見てきましたが、いかがだったでしょうか?
カウチンセーターはファッションアイテムとして見た目もおしゃれですが、それ以上に機能性に富んでいるって知っていましたか?
手編みで丁寧に編み込まれた本場のカウチンセーターは、脱色や脱脂などを一切していません。
脱脂をしていないということは、それだけ毛のなかに油分が含まれていて、これが高い保温性を発揮してくれるんです。
北欧の雪が降りしきる極寒の環境で労働をするときには、まさに最適な防寒具だったんですね。
ですので、寒い冬を乗り切るためには最適なファッションアイテムとも言えます。
基本的には羊毛を使っていて、杉の皮の繊維を織り交ぜることで、強度を増しています。
北欧独特の文化の中で発展してきたファッションですし、伝統的なものでもあります。
ぜひ、カウチンセーターの魅力にハマってみてはいかがでしょうか?