以前エンゼルスのマイク・トラウトについて書きました。
参考:年俸30億超!大谷も尊敬するマイク・トラウトの凄さ
この記事のなかでは、マイク・トラウトの人気の秘密と、彼が如何に凄いのか?ということについて書いています。
基本的には今までの受賞歴や数々の実績について取り上げたんですが、彼がここまで世界中で愛されているのは性格も大きく影響しているといわれているんですね。
凄い実力を持っていたら傲慢になりそうですが、彼は違います。
20代で性格も実力も兼ね備えた選手なんていないだろうって思っていたんですが、いろいろ調べてみると本当に彼は性格いいみたいです。
マイク・トラウトのエピソードから見る彼の性格
正確といっても、もちろん私は彼の友人でもなければ知人でもありません(笑)
ですので、本当のところは分かりませんが、彼の取材陣とのやり取りやチーム内でのエピソードなどから彼の性格を垣間見ることができます。
大谷翔平の入団時のコメント
日本球界でも大注目だった大谷翔平選手ですが、2018年の頭から念願のメジャーにわたり、エンゼルスに入団しました。
その入団時に同じチームメンバーになるマイク・トラウトがコメントを寄せています。
『彼についてはいろいろ素晴らしいことを聞いている。実際に目にするのが楽しみだ。』
このコメントはなんでもないですが、大谷翔平の2刀流について質問されたときのコメントが以下です。
『ポジティブ思考でネガティブなことは考えないようにしたほうがいい。プホルスや自分を始め、このチームにいるベテラン選手が味方に付いている。』
このコメントを言えるのってすごいと思いませんか?
打者としても素晴らしい大谷選手はもしかしたら自分を脅かす存在になるかもしれません。
その可能性があるのに、自分より年下で大注目されている選手を認めることができるのは性格がいいというより、自分の実力に絶対の自信を持っているといえますね。
エプラーGMが大谷獲得の知らせを届けたとき
マイク・トラウトは後に、大谷獲得の知らせをエプラーGMから直接受けたことを明らかにしています。
自分の結婚式前日、リハーサル中にGMから携帯でメールをもらったのだとか。
このときのGMの様子について、マイク・トラウトは以下のように語っています。
『GMから携帯にメッセージをもらったんだ。クリスマスの朝にプレゼントを見つけた子供のように大喜びしていたよ。』
GMのみならず、球団全体が大谷の獲得を心待ちにしていたことが分かります。
また、彼は以下のようにも語っています。
『エンゼルスが大谷獲得を目指していたのは以前から知っていたよ。多くのチームが彼を獲得するチャンスがあったし、本腰を入れ始めていたからね。彼の獲得を知ったとき、チームメイト全員で大喜びしたよ。』
彼はメジャーで若いころから相当注目されていました。
その注目が大谷に集まることについて嫉妬心とかを感じず、自らが先頭に立って大谷獲得を称賛しています。
かなり寛大な心を持っている偉大な選手って感じがしますね。
そんなトラウトも一時期は悩んだ時期もあるよう
今でこそ人格的にも素晴らしい選手!と世界中から称賛されていますが、彼も人間。
人間関係や自分の扱われ方について悩んでいた時期もあったようです。
マイク・トラウトが22歳の頃、2013年の春季キャンプでこんなエピソードが残されています。
この場で前年新人王のトラウトは注目を一身に浴びていた。メディアから常に追い掛け回され、一挙一動にファンは大声援。それでストレスが溜まっていたからなのか、あるいは周りからチヤホヤされて高慢になってしまっていたからなのか。トラウトは首脳陣やチームメイトに対してろくに挨拶もせず、ツンとした態度を見せるようになっていた。
このトラウトの行動に、マイク・ソーシア監督は以下のように注意したそうです。
「マーク、キミは確かに素晴らしい選手だ。しかし今の態度をあらためない限り、私はキミを起用することはできない。このままではチームメイトの誰かとトラブルを起こすぞ。ベースボールは1人で戦うものではない。ベンチにいる全員、いや球団に所属するすべてのメンバーで戦うものなのだ。個人だけでは絶対に勝てない。そのことを忘れるな」
当時からマイク・トラウトは新人王を獲得するなど素晴らしい活躍をしていました。
そんな彼に思いっきり面と向かって注意できる監督も素晴らしいと思いますが、それを素直に受け入れられるトラウトも素晴らしいですね。
一時的に傲慢になったこともあったようですが、こういう経験を経て、今の彼があるんですね。