mctオイルは中鎖脂肪酸100%の油であり、ダイエットやアルツハイマー予防などに効果があるといわれいる食材です。
ダイエット効果に至っては、1日の食事に少量のmctオイルを加えるだけで痩せていくという、まさに夢のような食材です。
そんなmctオイルには危険性などもあると言われていますが本当なのでしょうか?
また、摂取タイミングについても色々と憶測が飛んでいます。
そこで、ここではmctオイルが持つ危険性や摂取タイミングの部分にフォーカスして見ていくことにしましょう。
基本的なmctオイルに関する記事は、MCTオイルとは?効果的な摂り方やダイエット方法・摂取量を解説!を参照してください。
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mctオイルが寝る前に摂ると良いと言われている理由
まず、mctオイルを摂取するタイミングについてです。
mctオイルを使った基本的なダイエット法を解説している書籍などを読むと、1日30g程度を目安にして生のまま摂取することが推奨されているだけです。
オイルを摂取する具体的なタイミングや時間帯などはほとんど記載がありません。
そこで色々タイミングなどを検索していくと出てくるのが『寝る前』という見解です。
寝る前、つまり晩御飯などにmctオイルを加えて摂取するとどのような点で良いのでしょうか?
第一にメリットとしてあげられるのが睡眠の質を高めてくれるという点です。
アルツハイマー予防などにも効果があるとされているmctオイルを摂ると、脳を活性化させる効果があります。この効果によって、睡眠中も脳の働きをサポートし、安眠に誘ってくれるというものです。
第二のメリットとしては、翌日の脳の回転を活発にしてくれるという点です。
寝る直前にmctオイルを摂ると、次の日の朝の脳の回転が良くなって、1日の始まりで好スタートを切れるといわれています。午前中は人間の脳がもっとも回転する時間帯ですので、朝に照準を合わせてmctオイルを摂取することが推奨されているんですね。
危険性について見ていこう
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mctオイルはスーパーオイルといわれるほど素晴らしい食材ではあるものの、メリットだけではありません。
当然その裏側にはデメリットも存在しており、mctオイルを有効に使っていくためには、このデメリットや危険性の部分もしっかりと知っておかなければならないでしょう。
具体的な危険性としてあげられるのは、発癌性物質の発生可能性と、副作用です。
以下、それぞれについて詳しく見ていきます。
発癌性物質が発生する可能性もあり
mctオイルの特徴のひとつとして、熱にとても弱いという点が挙げられます。
通常の油は発煙点が非常に高いのが特徴ですが、mctオイルの場合にはこの発煙点がとても低いのです。
そのため、加熱調理をしてしまうとすぐに煙が発生していしまいます。
ただの煙が発生するだけであればいいのですが、問題なのがこの煙の中に含まれる多環芳香族炭化水素という物質です。
多環芳香族炭化水素は発癌性が認められており、連続的に吸い込むことによって癌を誘発します。
これがmctオイルに発癌性があるのではないか?といわれている大きな原因です。
過度の摂取は下痢や腸の不調を引き起こす
mctオイルにはダイエット効果やアルツハイマー予防などの他に、整腸作用があります。
この整腸作用は代表的な効果として便秘解消などに用いる人も多いようですが、逆に摂りすぎてしまうとお腹を緩くしてしまい、下痢の症状を引き起こす可能性もあります。
特定の疾患を抱えている人は命の危険も
mctオイルが持つもっとも重篤な副作用としては肝疾患を抱える人への副作用があげられます。
肝硬変や肝臓がんなどの肝臓病を患っている人がmctオイルを摂取し過ぎると肝臓に過度の負担がかかり、最悪の場合死に至ることもあります。
これは胃や腸などをすり抜けてダイレクトに肝臓に届くというmctオイル特有の作用によるものです。
無論、重い肝臓病を抱えているのであれば入院、またはかかりつけ医がいるはずですので、医師の指導の下判断を下すようにしてください。