【超簡単】プラザ合意を中学生にもわかりやすく解説してみた

中学生でもわかるシリーズ

今回の中学生でもわかるシリーズは『プラザ合意』です。
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プラザ合意は日本のバブル経済を生んだ発端として語られることも多いので、以下も合わせて読んでみるとより理解が深まると思います。
参考:バブル崩壊のきっかけとなった総量規制を中学生でも分かるように解説してみる

このなかにもプラザ合意は登場しているのですが、今回はこのプラザ合意をより深く掘り下げてみようという話です。

プラザ合意って今は高校で習うんですかね?

それとも中学校?

もしかして小学校??

いつ習うのかは知りませんが、大人になっても『プラザ合意ってなんだったっけ?』って人も多いと思います。

そこで、プラザ合意をめちゃくちゃ簡単に、でも詳しく解説していきたいと思います。

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プラザ合意ってそもそも何なんだい!

プラザ合意を難しく解説しようと思えばいくらでも難しくできます。

でも、そんな解説聞いてもさっぱりだし、理解するのにクッソ時間かかるわ!!

そう思っている人も少なくないはずです。

実際、プラザ合意の趣旨を理解するのは全然難しくありません。

経済の基本である需要と供給の関係さえ分かっていればあとはどうにかなります。

結論:プラザ合意=円高ドル安にしようとする動き

プラザ合意の趣旨を簡単に言うと、『アメリカの貿易赤字をなくすために世界的に協力しようよー』って話です。

当時のアメリカは大幅な貿易赤字を出しており、そのなかでも特に大きかったのが日本に対する貿易赤字でした。

この貿易赤字を改善するために、G5と呼ばれる当時の先進国が参加して合意したのをプラザ合意っていうんですね。

参加したのはドイツ、フランス、アメリカ、イギリス、日本の先進5か国です。

なんでプラザ合意というのか?というのは、プラザホテルで会議が行われたからです。

ニューヨークにあるプラザホテルという高級ホテルです。今でもあります。

【ちょっと補足】
ちなみに、貿易赤字=悪いものというわけではありません。貿易赤字というのはあくまでも輸出より輸入のほうが大きいというだけで、普通の会社で使う赤字とは意味合いが異なります。

貿易赤字を減らすためには、外国から見てその国の製品が買いやすければいいわけですよね。

安ければ買いやすいので、商品がよく売れます。

当時のアメリカではドルが高く、大きな価値を持っていました。

こうなると海外から見てアメリカ製品は高いからなかなか手が出ないなぁということになります。

そこでドルの価値を下げて(つまりドル安にして)、アメリカの製品を買いやすくしようとしたんですね。

なぜ貿易赤字を改善する方向で合意されたのか?

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プラザ合意はアメリカの貿易赤字を減らすために行われた合意であることは分かったと思います。

では、なぜ貿易赤字を減らす方向で合意されたのでしょうか?

アメリカが大きな力を持っているからといって、アメリカの言いなりになる必要はあったのか?と疑問に思う人も多いでしょう。

貿易収支が赤字であるということは、必ずしも悪いことではありません。これは前述したとおりです。

赤字というと悪いイメージを持ちますが、ただ単に輸入が輸出を上回っている。ただそれだけのことです。

ただし、貿易収支が赤字になっている状況がずっと続くと様々な問題が起こってきます。

例えば、プラザ合意以前のアメリカで起こっていた問題というと貿易摩擦があります。

対日本に対する貿易赤字が膨大だったアメリカは、国内産業がどんどん弱まっていきました。

すでに解説した通り、貿易赤字は輸入が輸出を上回っていることです。

これが続くとアメリカで作った製品が売れずに、日本製品が大量にアメリカへ流れ込みます。

そうすると、アメリカの製品を作っている人たちは困りますよね。売り上げがたたないわけですから。

車で考えてみると分かりやすいです。

日本は今でも車の輸出量が多いですが、日本車をアメリカに多く輸出しすぎると、アメリカ国内で作った車が売れなくなります。

そうなるとアメリカの自動車会社は悩みますよね。

実際に当時のアメリカでは日本製品をハンマーでたたき壊すなどの貿易摩擦を象徴するような状況がありました。

だからこそ貿易摩擦を解消するためにも、日本はアメリカの要求にこたえる必要があったのです。

実際にはこのほかにも様々な理由があり、これ以前にあったドル危機などを再発させないという意味もありました。

他の国の貿易赤字を減らすことなんて可能なの?

アメリカの貿易赤字を減らすためには、ドル安にすればいいです。

ドルが他国から見て安ければ、アメリカ製品がよく売れます。

ドル安にするにはどうしたらいいのか?というと、それはドルを大量に売ればいいのです。

日本は対アメリカに対する貿易で大幅な貿易黒字を出していたので、日本がドルを大量に売って円に換えれば、当然ドルが下がり円が上がります。

このような形で、プラザ合意後あっと言う間にドル安円高経済が出来上がったのでした。

まとめ

プラザ合意自体は別に難しいものではありません。

先進国である日本を含めた5か国がドル安になるように操作しましょうという合意をしただけです。

ただ、これに関連した経済の知識が多少ややこしいですね。

貿易赤字という言葉ひとつをとっても、さまざまな議論をすることができます。

これは別の機会にまわすとして、プラザ合意の大枠だけでも掴んでもらえたら幸いです。

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