今後日本野球界を支えるミレニアル世代の注目選手と特徴を考えてみた

スポーツ

ミレニアル世代っていう言葉を知っていますか?

アメリカで生まれた言葉で、主に1980年から2000年くらいに生まれた世代のことを指します。

場合によっては1990年代生まれのことを指す場合もあるようです。

いずれにしても、いわゆる若い世代であり、2018年現在で20代や30代前半の世代を指す言葉です。

このミレニアル世代は何かと注目されています。

というのも、独特な消費行動や特徴を持つからなんですね。

一般的にはマーケティング業界で注目されているこの言葉ですが、スポーツ業界にも何かしらの特徴があるのではないか?と思って考えてみました。

筆者はサッカーと野球くらいしかスポーツに詳しくありませんので、とりあえず野球で考えてみます。

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ミレニアル世代の注目選手には誰がいる?

ミレニアル世代(1990年代生まれ)の注目選手はたくさんいます。

ミレニアル世代の注目選手
浅村栄人
大谷翔平
又吉克樹
今宮健太
筒香嘉智
藤浪晋太郎
松井裕樹
田口麗斗

すでに有名になっていて実績を残している選手だけでもこれだけいます。

このあたりの選手は野球に詳しくない人でも一度は名前を聞いたことがあるという人も多いはずです。

まさに今後の日本球界を支えていくであろう選手たちですね。

野球選手の今と昔

今の選手と昔の選手の比較はよくされますよね。

どっちのほうが凄いとか、昔の選手が今現役でやっていたらどのレベルなのか?とか。

これらの議論に明確な答えを出すのは難しいですが、個人的な意見としては新旧で比較した場合、今の選手は粒ぞろいというのが特徴として挙げられると思います。

昔の選手にも素晴らしい選手はたくさんいますよね。

例えば長嶋茂雄とか王貞治とか野村克也とか・・・

これも挙げたらきりがありませんが、これらの選手がすごかったことに異論はありません。

ただし、今のトップ選手と比較して勝っているとも思いません。

確かに打率とか本塁打数とか奪三振数とかの数字で比較したら昔の選手のほうがすごい場合が多いのは確かです。

でも、それは選手間に実力差があったからその数字が実現できているということであって、今現役でいたとしても現代のトップ選手レベルかもしくはそれ以下だと思います。

現代の選手のほうが実力は上だと思う理由
  • 技術面やトレーニング面に関する研究が進んでいるから
  • トレーニング設備や器具が充実しているから
  • 野球人口が多いから

このような理由から、そう思います。

ミレニアル世代は粒ぞろい!優秀な選手が生まれる理由

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上で見たように、ミレニアル世代には粒ぞろいの選手が多いと感じています。

これは一昔前の団塊の世代やバブル世代と比較してもそう思います。

松井秀喜や清原和博などの世代にもすごい選手はたくさんいましたが、今のほうがもっと粒ぞろいで実力が拮抗している感じがします。

パワプロでいったらスタメン内に能力Sが6、7人いるイメージです(笑)

それじゃあなんで粒ぞろいなのか?という理由が気になりますよね。

これは上で見たようにトレーニング施設や器具の充実、理論の確立などももちろんあると思います。

でも、ミレニアル世代に共通している特徴も大いに関係していると思うんですよね。

一般的にミレニアル世代の特徴として挙げられるものに以下のようなものがあります。

ミレニアル世代の特徴
  • 機械慣れしている
  • お金をあまり使わない
  • 買い物が好き
  • SNSを使う
  • 個人主義
  • 仲間意識が強い
  • 自分の得意分野を追求する
  • 人間関係があっさりしている

このほかにも特徴は色々あるのですが、この中でも下4つはスポーツ選手にも関係していると思うんですよね。

個人主義と仲間意識が強いというのは矛盾していますが、この矛盾もミレニアル世代の特徴です。

自分を中心に物事を考え、自分の意見を大切にするものの、人の意見を聞かないというわけではなくて自分と同じ考えを持っている人とはうまく付き合っていきます。

そして組織やコミュニティを形成し、仲間同士で成長していこうとします。

これはスポーツ選手にとってとても大切なことですよね。

さらに、自分の得意分野を追求するというのも重要です。

今までの型にとらわれず、自分が得意だと思うものを追求して伸ばしていく姿勢はスポーツ選手にとって大切なことです。

これは個人主義と合わさることでミレニアル世代の大きな特徴といえると思います。

この部分は大谷選手の二刀流にも現れているような気がしますね。

最後の人間関係があっさりしているというのは、余計な人付き合いをしないということです。

会社でいったら意味のない飲み会とかなれ合いはしないという感じでしょうか。

効率的に物事を進めるうえではこれも大切なことです。

ゆとりゆとり言われるけど、それなりにいい面もある

1990年代以降の世代というのは、ゆとり教育だから云々…といろいろ言われてきましたよね。

会社でも『ゆとりだから~なんだよ!』みたいな差別的な言葉を聞いたことがある人も少なくないのではないでしょうか?(笑)

実際、ゆとり教育の弊害は確かにあったと思います。

でも、それと同時に文明の発達と機械化が進んで、それに若いころから触れていたミレニアル世代は良い影響も受けたと思うんですよね。

昔の人からすると、ちょっと冷酷で義理人情がないような印象を受けるのかもしれませんが、それはそれで一概に悪いとは言えません。

これからさらに進むグローバル化のなかで生き抜いていくためには必要なことなのかもしれませんよね。

努力とか潜在能力的なことを言ったら昔の選手もすごいんだけどね

最後に補足です。

今と昔の比較で、今の選手のほうが優れているといいましたが、ひとつ注釈を加えておきます。

それはあくまでもスキル面の話であって、潜在能力的なことではないですよってこと。

ここは誤解しないでほしいと思います。

トレーニング器具とか設備が充実していない過去の時代に、あれだけの技術力を持つことができたトップ選手たちはそれはそれですごいことですよね。

現代の理論や設備があったらもっとすごいことになっていたかもしれません。

これもあくまで想像の域を出ないわけですが、潜在能力とか才能的には素晴らしいものを持っていたと思います。

それだけでいったら今の選手よりもすごいかもしれません。

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