仕事で人間関係がうまくいかない人の処方箋!ストレスをためないために

コラム
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会社や学校など、ある程度まとまった集団の中にいる環境で往々にして出てくるのが人間関係に関する悩み。

ストレスを抱えたまま仕事をしているほど辛いものはないですし、事態が深刻な場合にはうつ病などにまで発展してしまう方も少なくありません。

私自身が職場での人間関係に悩んでいたため今回は職場での人間関係で悩んでいる方向けに書いていますが、集団の中での人間関係という点では同じですので学生の方にも応用していただけるかと思います。

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人間関係を良好に保つたった一つのポイント

結論から言いますが、人間関係を良好に保ったり改善したりするためには自分が変わることが最善の手段です。

人間関係を良好に保つにはコミュニケーションの取り方を変えることが良いとか今すぐ実践できる簡単テクニック!などが良く紹介されていますが、あなたが今抱えている人間関係に関しての悩みってコミュニケーションの方法を変えたりテクニック云々かんぬんで改善されるものでは無いはずです。

職場の人間関係はとても複雑です。
仕事なので嫌な上司がいてもしゃべらないなんてことは許されませんし、仕事での出世とか成功を目指すのであればその場しのぎのテクニックではどうすることも出来ません。それは自分が一番よく分かっているはずです。

コミュニケーションの技術を学んだところでどうすることも出来ない。
それは分かっているけど具体的にどうすれば良いのかは分からない。という人は多いはずです。

でも冷静になってよく考えてみてください。
今抱えている悩みとか他人に対する苛立ちなどは自分の気持ちひとつで変わるものだと思いませんか?

人間関係に悩む人の特徴

人間関係に悩んでいる人にはある一定の特徴や共通点があります。
その中でも最も顕著なのは『人からどう思われているか?を気にしすぎる』ということです。

恐らくあなたも職場で頻繁に思っているはずです。『こんな風に思われたらどうしよう』とか『これをしたらどんなふうに思われるかな』とか。

でもこれって実は相当無駄な行為です。
何故なら相手の気持ちなんていくら考えても分かるはずがないからですね。しかも相手の気持ちをこちら側が意図的に操作することなんて基本的には不可能です。

他人にどう思われているのかを気にしているとやっぱり疲れますし、酷い方になるとこれでうつ病になったりします。

つまり人間関係で悩んでいる多くの人というのは他人軸だということです。
他人軸というのは自分の考えよりも相手からどう思われるか?という点を重要視することです。

自分の考えよりも相手の評価を気にしているということは現在のあなたは本当の自分ではありません。
本当の自分を100%出せずに仕事で成功してもなんか素直に喜べなかったり、失敗しても本当なら違うのに…と後悔しか残らなかったり納得できない部分が多くなります。

要は何が言いたいのかというと自分がないんです。
他人の評価を気にするというのは見方を変えると他人の評価を全く変えない人間と比べて誰とでも当たり障りなく接することが出来るように思えます。
しかし、実際はそうでは無く自分がないからこそ周りの人たちも寄ってこないのです。

自分という軸をしっかりと持って決意を持って前進している人には自然に人も集まってきますし尊敬もされます。上司からも良い評価を受けますし、総合的に見て人間関係は良くなっていくでしょう。

この他人軸の考え方を自分軸の考え方にしていくことで人間関係は大きく変わってくるはずです。

派閥を組んでいる人たちの無意味さを知る

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派閥というものの無意味さを知りましょう。

会社とか学校などのある程度まとまった集団になってくると必ずといって良いほど出来るのが派閥です。
学生の方にとっては『仲良しグループ』みたいな風に言ったほうがイメージしやすいでしょうか?

派閥は人間関係の悩みを引き起こす大きな原因のひとつです。
あなたも一度はどこのグループに属したらいいんだろう?と悩んだことがあるのではないでしょうか。

結論から言うとどこにも属さないのが正解です。
派閥に属することで一時的な安心感は生まれるかもしれませんが結局はその派閥自体が人間関係の問題を引き起こす原因になることが多いです。

派閥を組む人間は弱い人間です。
あなたは強い人間になり誰からも尊敬される人にならなくてはなりません。

仕事が出来る人というのは人間関係に悩まない?

仕事が出来る人ってどこの会社にもいると思います。
そういう人って人間関係の悩みに関してはほとんど持っていないような気がしませんか?

『いやいや、仕事が出来る=みんなに尊敬されているから人間関係上手くいって当然でしょ』と思うかもしれません。

確かにそれもあると思いますが、一番大きな部分というのは考え方の部分にあると思っています。

仕事が出来る人にはなんでも自分の成長につなげようとするという特徴があります。自分の成長を第一に考えているんですね。
この『自分の成長を第一に考える』というのは人間関係に悩まないための重要なキーワードだと思っています。

例を挙げましょう。
たとえばあなたは上司から企画書の作り方で注意されたとします。
上司は『こんな企画書小学生でも作れる。一からやり直して来い。』とご立腹の様子。

多くの人はこれに対して『あーこの上司超ムカつくわ』という思考に走りますが、それが人間関係がこじれていく原因の一つです。
仕事が出来る人というのはこういう感情的な気持ちでは無く常に自分の成長を目的としているので『なるほど。こういう企画書ではこの上司は納得してくれないんだな。じゃあ実際に通っている企画書はどんなものなんだろう?それを参考に作りなおして過去にないくらいいいものに仕上げよう。』という思考です。

これどっちが人間関係上手くいくかって一目瞭然だと思います。

あなたのことを思ってきつく叱ってくれる上司もいれば、本当に自分の気分次第で当たり散らかす上司も世の中にはいますが、そういう人というのは長い目で見て大した人間にはなりません。
どちらにしても一度受け入れて『これは自分の成長にどう役に立つだろうか?』と考えてみる。そうすることであなたはその上司よりも何倍も上の地位に立つポテンシャルを持つものだと思います。

『自分を持つ=他人の気持ちを無視する』では無い

自分を持つことが重要だというと他人はどうでもいいと思って他人の気持ちを無視するという意味に捉える人がいますが、そうではありません。

例えば、就業時間の18時にあなたは自分の仕事をすべて終わらせたとします。
帰ろうとすると苦手だと思っている同僚から『仕事が終わらないから』と残業を手伝ってほしいとお願いされました。

この時、それに対する返事を無下に扱うのではなく断る上でもしっかりと相手の気持ちを考慮した返事を考えましょうということです。

もっと言うと返事はその時考えるのではなく考えておくのがベストです。
つまり『こういう場合はこういう返事をしよう。そうすれば相手も傷つかない』という返事の仕方(断り方)を常に考えておくということです。

今までこういうことをしてこなかった人にとってはなんか仮面をかぶったような付き合い方で抵抗があると思うかもしれませんが、職場で何のトラブルもなくどんな人とでも上手くやり過ごしている人というのはこういう準備を常にしている人に多いです。

皆と仲良くなろうとか皆から良く思われたいとか思っていませんか?

別に職場の人全員と仲のいいお友達になる必要はありません。

というか職場なんて基本前述したようなうわべだけの付き合いがメインであるべきです。
仕事上の付き合いだけよりもプライベートでも仲がいいし相談もよくできる友人の方が職場には多いですという人なんてほとんどいないでしょう。

人間関係で悩んでいる人というのは他にも距離感の取り方が下手というのが挙げられます。
仕事仲間というのは仕事を円滑に進める上で最低限良好な関係が保てていればそれでいいんです。自分と気が合うと思う人以外の関係に関してはあまり深く考えすぎないことです。

そしてみんなからよく思われている人なんてこの世に存在しません。
これは芸能人を考えてみればよく分かりますよ。好感度抜群タレントと言われているベッキーさんとかでもアンチはたくさんいます。(不倫騒動があって好感度は下がってしまいましたがそれ以前からアンチは存在していました)

人それぞれに考え方があって人それぞれ違う訳ですから一定の評価を受けるのは不可能です。これは常に念頭に置いておくべきだと思います。

まとめ

相手の顔色を伺いながら仕事をしたり会話をしたり。
そういう風に常に相手ベースだとそれはストレスもたまります。これ当たり前ですね。

いくら考えてもどうにもならない相手の気持ちをベースに考えていると答えが出ずにどんどん悪い方向に物事を考えていってしまいます。
まぁ答えなんてないんですからこれも当たり前ですね。

そういう相手の気持ちどうのこうのの話では無く、自分の周りや仕事に対する考え方を変えることで行動も変わってきます。
あなたの行動が変わってくると周りの評価も自然と変わってきて人間関係も良好になっていきます。

つまり、ストレスをためずに人間関係を良好にしていくために必要なのは自分を変えることなのです。

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